大口径深礎工とは橋脚等の重量を支持層に伝達する役目を担う杭を地中深く施工する基礎工の一種です。
以前は、道路橋の基礎として採用される深礎工の土留めは、従来ライナープレートによるものが一般的でしたが、耐震基準の改定に伴い、深い基礎として十分合理的な構造体とするために、基礎周面のせん断抵抗を期待できる土留め工法を採用することが原則となり、これに伴い直径5.0m以上の大口径深礎においては吹付けコンクリートとロックボルトや鋼製支保工を併用した土留め構造が標準となっています。
また、近年では自然環境や斜面の安定性、維持管理に配慮した竹割り型構造物掘削工法との組み合わせで施工される事が増えてきました。
1. 大型どのう据付け
2. 重機足場組立
3. 1~3段目 掘削
4. 4~6段目 掘削
5. 7~9段目 掘削
6. 10~14段目 掘削
7. 金網設置
8. 一次コンクリート吹付
9. 二次コンクリート吹付
10. 吹付コン日常管理試験
11. 吹付コン初期強度試験(コア採取試験体)
12. 吹付コン初期強度試験(ピン貫入試験)
13. 斜め補強材打設角度確認
14. 斜め補強材打設
15. セメントミルク注入
16. セメントミルク練り混ぜ水温管理
17. セメントミルク日常管理試験(フロー)
18. セメントミルク日常管理試験(比重)
19. 引抜試験
20. 確認試験
21. 鉄筋組立完了
22. 底面整形完了